夢によく出て来る要素をまとめてみた。
ちょっと自己の意識の根幹に関わりすぎてて、直視したくない部分も込み。
その辺りが苦手な人は注意してください。
気持ち悪いで
主人公=夢を見ている私とは限らないです。夢を物語として捉えた時に、主軸に据えられる人物ということで仮に決めているので、夢の途中で主人公が変わることもあります。
視点=私の立ち位置はカットごとに違うというか、非常に流動的。主人公として物語を見ていることもあれば、脇役として(二人称で)主人公に関わっていくこともあります。あるいはいわゆる神の視点、三人称視点で出来事を眺めていくこともあります。
その時にそのシーンを一番面白く見ることができる視点で、夢を見ている。
主人公あるいはキーパーソンは”社会の外側”の人物。 ・旅人のような、外部からきた人物。
・差別や迫害によって、共同体から排斥されている者。
・敵対勢力の人間、罪人、異形、異能持ち、魔法使いなどそもそも社会の外に置かれている。
・誰も知らない存在。
・特定の人(霊感がある等)でないと認識できない。
いくつかの要素を持った複合タイプも多い。
強さ=美しさ 強いものは美しい。美しいものは強い。繊細さではなく、しなやかさや力強さが美しさの要件。
しかし世間一般に受け入れられていることは少なく、むしろその人間離れした容貌を忌避される傾向にある。
人に限らず、獣や植物であることも多い。
強くて醜いものは大概、敵として表れる。
強く美しいものが、虐げられる。汚され、捕らえられ、意思と反することをされるといったテンプレートと共に用いられる。
飛行・浮遊できる それが当然のこととされている場合と、特殊なこととして認識されている場合がある。
・自力で羽ばたいて飛ぶ
・体が水に浮くように地上から一定距離のところに引っ張られる感覚
・重力が弱いように、わずかな力で高く飛び上がれてゆっくりと落ちる
・道具や乗り物を使って飛ぶ、騎獣で飛ぶ(これが一番スピード感がある)
逃げている 色々なものから。
・虫
別に追いかけて来ているわけではないのだが、どんなに逃げても距離をおくことができない。天井にびっしり張り付いていたりする。
・主人公の体質、能力を利用しようとしている敵。
大抵悪い組織。個人の場合もある。
・化け物。
目的不明で意思疎通が不可能だが、執拗に追いかけて来る。他の人間の方に誘導することもできない。こちらを狙っていてよくないモノだということだけ感じる。外観も禍々しい場合が多く、どんなことをしても振り切れない。一番怖い。
象ほどの大きさの体が腐敗した女性とか顔面がひび割れた赤ん坊とか、飛び降り自殺をして顔が半分潰れた女とか能面が顔に張り付いた黒い不定形の塊とか。
・大衆
敵ではない。好意的なのだが、弱い人間特有の図々しさが耐えられない。力があるのならそれを自分たちのために使って当然、きっと助けてくれるはずだなどの理不尽な要求をしてくる。
・味方
特に理由はないが、追いかけて来るというのが耐えられない。警察組織とか真っ当な機関の場合もある。
守るべき相手 ”社会の外側”にいる登場人物にとって唯一の、味方。
戦闘能力が高いわけではない。むしろ無力で守ってやらねばならない存在。精神面での支え。支えというより依存に近い関係になっていることが多い。
命に代えても守る。相手が死んだら自分もその場で死ぬ。相手の命を守るためなら、当人の意思を無視しても構わないといった感情。強迫観念に近い。
相手は王様だったり少女だったり仲間だったり通りすがりの一般人だったりする。
自己犠牲 守るべき相手のために。自らの意思でない場合もある。
相手を庇って怪我をする。人質になって捕まる。あるいは人質を取られて、されるがままになる。
あえて自らを殺す道を選ぶ場合もある。自己破壊的性質。死にたいではなく、自分を殺したいという欲求に近い。生きたいという欲求が薄い?
相手より先に死ぬのが怖い。相手のいない世界で生きるのが怖い。あるいは相手に失望されるかもしれないのが怖い。そうした不安の中で生きるくらいなら死んだ方が幸せだという考え。
”相手のために死ぬ”というのが自分に価値を与える唯一の行為だと思っている。自己嫌悪の裏返し。自分にとって価値のある相手のために人生を消費することこそが、唯一の価値。
価値あるものが犠牲になる 強い、美しい、能力がある、大衆に求められる、価値がある、知恵がある者は失われる。
価値のない平々凡々なものを守るために犠牲になる。あるいは搾取される。
本来なら誰もが求め、認め、大切にされるべき者が、理不尽に失われるというテンプレート。
「お前が心の底から大切にしているものは、お前のせいで損なわれた」
加害者はこちらだ。
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