喜八郎先生&鳥刺し。藤沢先生の作品を読まれた方は分かると思いますが、ええ、あんな感じです。理不尽な感じでした。
でも、鳥刺しには魅せられました。格好良かったです。
暴力的な表現がものすごく苦手な方はお勧めしませんが(必死剣ってタイトルからして人が切られるに決まってますから)、格好良いです。
若い人がかく小説にありがちなファンタジーな人間の耐久力がないので、私は好きです。
だって、普通の人間掠っただけでももう戦えませんぜ。切られても吹っ飛ばされても意志の力的なもので立ち上がってくるのはね・・・。自分の小説にも出てきますがね(笑)
自分が書いちゃってるから嫌ともいえますが。
ラストの方は、ハラハラドキドキというよりはズキズキという感じで胸が痛かったです。
ストーリーは、主人公はあまりしゃべらないし割りと静かに話しが進んでいきます。
回想が入ったりするのですが、ちょっと現代と過去の違いが分かりにくかったかなー。
主人公は文句なしに格好いいです(剣客として)
その剣を使うとき使い手は半ば死んでいる、っていう文句も格好良かったです。
ただ一ヶ所突っ込みいれたくなったのは、一年室内にこもっていた主人公がめっちゃ日に焼けてたことです。垢かと思ったら日に焼けてました。
いやいや、お前、海に行った俺より黒いじゃんってなりました。
PR